D-TRACKER Xを長く安全に乗り続けるためには、定期的な点検と適切なメンテナンスが欠かせません。しかし、サービスマニュアルの定期点検表は記号や点検時期が複雑で、どの項目をいつ点検すればよいのか分かりにくいと感じる方も多いのではないでしょうか。
本記事では、D-TRACKER XおよびKLX250のサービスマニュアルに掲載されている定期点検項目を整理し、日常点検、6か月点検(シビアコンディション)、1年点検、2年点検、定期交換部品に分けて一覧化しました。
また、距離加味点検項目(◆)やシビアコンディション(◇)、カワサキ独自の点検項目(◯)の条件についても解説していますので、ご自身の使用環境に合わせたメンテナンス計画の参考としてご活用ください。

- 距離加味点検項目(◆)
-
自動車の登録日または前回の定期点検からの走行距離が年間当たり1,500km以下の場合、1回に限り点検を省略することができる項目です。
但し、2回連続して点検の対象から除外することはできませんので、次の定期点検では、点検を実施してください。
- シビアコンディション(◇)
-
次のいずれかに該当する場合はシビアコンディションとして扱います。
- 悪路(凸凹路、砂利道、未舗装路など)の走行が30%を超える
- 6か月で3,000km以上走行する
- 山道や登降坂路の走行が30%を超える
- カワサキ独自の点検項目(◯)
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カワサキが指定する点検項目です。
日常点検
制動装置
- ブレーキペダル及びブレーキレバー
-
- 遊び
- ブレーキの効き具合
- リザーバータンク
-
- 液量
走行装置
- ホイール
-
- タイヤの状態
動力伝達装置
- チェーンおよびスプロケット
-
- チェーンの緩み(◇)
電気装置
- 灯火装置および方向指示器
-
- 作用
原動機
- 本体
-
- 低速および加速の状態
- かかり具合および異音ジンオイル量
- 潤滑装置
-
- オイル量
- 冷却装置
-
- 水量
その他
- 運行中の異常箇所
-
- 当該箇所の異状
6か月毎の点検
- 6か月点検はシビアコンディションのみ対象です。
かじ取り装置
- フロントフォーク
-
- ステアリングステムベアリングのがた(◇)
制動装置
- ブレーキディスクおよびパッド
-
- パッドの摩耗(◇)
走行装置
- ホイール
-
- スポークの緩み及び損傷(◇)
動力伝達装置
- チェーン及びスプロケット
-
- チェーンの緩み(◇)
- スプロケットの取付状態および摩耗(◇)
原動機
- 本体
-
- エアクリーナエレメントの状態(◇)
排出ガス関係
- ブローバイガス還元装置
-
- ブリーザドレンの掃除(◇)
1年点検
かじ取り装置
- フロントフォーク
-
- ステアリングステムベアリングのがた
制動装置
- ブレーキペダルおよびブレーキレバー
-
- 遊び
- ブレーキの効き具合
- ホース
-
- 漏れ、損傷及び取付状態
- マスタシリンダ、ホイールシリンダおよびキャリパ
-
- 液漏れ
- ブレーキディスクおよびパッド
-
- ディスクとパッドとのすきま(◆)
- パッドの摩耗(◆)
走行装置
- ホイール
-
- タイヤの状態(◆)
- ホイールナット及びホイール・ボルトの緩み
- フロントホイールベアリングのがた(◆)
- リヤホイールベアリングのがた(◆)
- スポークの緩み及び損傷(◯)
動力伝達装置
- クラッチ
-
- クラッチレバー遊び
- トランスミッション
-
- オイル漏れおよびオイル量(◆)
- チェーン及びスプロケット
-
- チェーンの緩み
- スプロケットの取付状態および摩耗
電気装置
- 点火装置
-
- 点化プラグの状態(◆)
- 点火時期
- バッテリ
-
- ターミナル部の接続状態
原動機
- 本体
-
- 低速および加速の状態
- 排気の状態
- エアクリーナエレメントの状態(◆)
- 潤滑装置
-
- オイル漏れ
- 燃料装置
-
- 燃料漏れ
- リンク機構の状態
- スロットルおよびチョークの作動状態
- 冷却装置
-
- 水漏れ
排出ガス関係
- ブローバイガス還元装置
-
- ブリーザドレンの掃除(◯)
その他
- エキゾーストパイプおよびマフラ
-
- 取付けの緩みおよび損傷
- フレーム
-
- 緩みおよび損傷
- シャシ各部
-
シャシ各部の給油脂状態
2年点検
かじ取り装置
- ハンドル
-
操作具合
- フロントフォーク
-
- 損傷
- ステアリングステムの取り付け状態
- ステアリングステムベアリングのがた
制動装置
- ブレーキペダルおよびブレーキレバー
-
- 遊び
- ブレーキの効き具合
- ホース
-
- 漏れ、損傷及び取付状態
- マスタシリンダ、ホイールシリンダおよびディスクキャリパ
-
- 機能、摩耗および損傷
- 液漏れ
- ブレーキディスクおよびパッド
-
- ディスクとパッドとのすきま(◆)
- パッドの摩耗(◆)
- ディスクの摩耗および損傷
走行装置
- ホイール
-
- タイヤの状態(◆)
- ホイールナット及びホイール・ボルトの緩み
- フロントホイールベアリングのがた(◆)
- リヤホイールベアリングのがた(◆)
- スポークの緩み及び損傷(◯)
緩衝装置
- サスペンションアーム
-
- 連結部のがたおよびアームの損傷
- ショックアブソーバ
-
- オイル漏れおよび損傷
動力伝達装置
- クラッチ
-
- クラッチレバー遊び
- 作用
- トランスミッション
-
- オイル漏れおよびオイル量(◆)
- チェーン及びスプロケット
-
- チェーンの緩み
- スプロケットの取付状態および摩耗
電気装置
- 点火装置
-
- 点火プラグの状態(◆)
- 点火時期
- バッテリ
-
- ターミナル部の接続状態
- 電気配線
-
- 接続部の緩みおよび損傷
原動機
- 本体
-
- 低速および加速の状態
- 排気の状態
- エアクリーナエレメントの状態(◆)
- 潤滑装置
-
- オイル漏れ
- 燃料装置
-
- 燃料漏れ
- リンク機構の状態
- スロットルおよびチョークの作動状態
- 冷却装置
-
- 水漏れ
排出ガス関係
- ブローバイガス還元装置
-
- 配管の損傷
- ブリーザドレンの掃除(◯)
- 一酸化炭素等発散防止装置
-
- 二次空気供給装置
- 配管の損傷および取付状態
その他
- エキゾーストパイプおよびマフラ
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- 取付けの緩みおよび損傷
- マフラの機能
- フレーム
-
- 緩みおよび損傷
- シャシ各部
-
シャシ各部の給油脂状態
- 運行中の異常箇所
-
当該箇所の異状
定期交換部品項目
- ブレーキ液
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2年
- マスタシリンダカップおよびダストカバー
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4年
- キャリパピストンシール及びダストシール
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4年
- エンジンオイル
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1年または6,000km
- 初回のみ1,000km
- オイルフィルタ
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18,000km
- 初回のみ1,000km
- 冷却液
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4年
- 初回のみ3年
- エアクリーナエレメント
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2年
燃料ホースの交換
一般的にゴム部品は古くなると硬くなり、もろく切れやすくなります。燃料ホースは、ガソリンが入ったまま長期間放置されると、ホース内の劣化したガソリン成分がゴムの性質を変化させ、ホース内面を硬化させ劣化を促進させますので、5年を目安に交換してください。
ブレーキホース交換
ブレーキホースは、保安上重要なゴム部品です。長期間使用するにつれ、疲労や老化が避けられません。特に内部からの劣化は判定が困難なため、4年を目安に交換してください。
FINAL LOG
本ページはサービスマニュアル掲載の定期点検項目をまとめたデータページです。
点検方法や整備手順については、各解説記事もあわせてご覧ください。
愛車と走り続けるために。
ファイナルは、まだ終わらない。

