ホイールとタイヤは、バイクで唯一地面と接している重要な部品です。
空気圧の低下やタイヤの摩耗、ホイールベアリングのがた、スポークの緩みなどを放置すると、走行安定性の低下や重大な事故につながるおそれがあります。
本記事では、D-TRACKER Xサービスマニュアルに記載されている定期点検項目をもとに、ホイール・タイヤ周辺の点検方法をわかりやすくまとめました。
ホイール
タイヤの状態の点検
タイヤの空気圧が規定値にあるか確認します。空気圧はタイヤゲージを使用し、タイヤが冷えた状態で測定します。
また、タイヤ全周を目視点検し、亀裂や損傷、釘や石などの異物の刺さり込み、偏摩耗がないか確認します。
ウェアインジケータが現れる前にタイヤを交換してください。
- 空気圧(冷間時)
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- フロント KLX250S
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150 kPa(1.50 kgf/cm²)
- フロント KLX250V
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200 kPa(2.00 kgf/cm²)
- リヤ KLX250S(1名乗車)
-
150 kPa(1.50 kgf/cm²)
- リヤ KLX250S(2名乗車)
-
175 kPa(1.75 kgf/cm²)
- リヤ KLX250V
-
225 kPa(2.25 kgf/cm²)
- 空気圧が規定値にある
- 亀裂や損傷がない
- 異物が刺さっていない
- 偏摩耗がない
- 溝の深さが十分に残っている
ウェアインジケータ(Tread Wear Indicator / TWI)

- タイヤ溝の深さ
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- フロント KLX250S
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7.8 mm
- フロント KLX250V
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4.4 mm
- リヤ KLX250S
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11.8 mm
- リヤ KLX250V
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6.5 mm
- 使用限度
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- フロント
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1 mm
- リヤ
-
2 mm
アクスルシャフト、ナットの緩みの点検
フロントおよびリヤアクスルシャフト、アクスルナット、クランプボルトに緩みがないか確認します。
緩みがある場合は、サービスマニュアルに記載された規定トルクで締め付けます。また、リヤアクスルナットの割りピンが損傷していないかも確認してください。
- アクスルナットの緩みがない
- クランプボルトの緩みがない
- 割りピンに損傷がない
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- フロントアクスルナット
-
88 N・m
- フロントアクスルクランプボルト
-
20 N・m
- リヤアクスルナット
-
110 N・m
ホイールベアリングのがたの点検
ジャッキなどを使用してホイールを浮かせます。
ホイールの両端を持って左右に揺すり、ベアリングにがたがないか確認します。
さらにホイールを手で回転させ、滑らかに回転するか、異音が発生していないか確認します。
- ホイールにがたがない
- 回転がスムーズ
- 異音が発生しない
- 異常がある場合
-
ホイールベアリングの摩耗や損傷が考えられます。必要に応じて分解点検や交換を行います。
スポークの緩みの点検
すべてのスポークが均等に締め付けられているか確認します。
緩みや不均等な張りがある場合は、規定トルクで均等に締め付けます。また、リムの変形や損傷がないかも確認してください。
- スポークの緩みがない
- 張りが均一である
- リムに変形や損傷がない
- 締付トルク
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- スポークニップル
-
4.0 N・m
- 異常がある場合
-
スポークの緩みを放置するとホイールの振れや走行安定性の低下につながります。早めに調整しましょう。
Final Log
愛車を安全な状態で維持するため、定期的な点検にお役立てください。
点検方法や整備手順については、各解説記事もあわせてご覧ください。
愛車と走り続けるために。
ファイナルは、まだ終わらない。



