この記事は公開時とは異なり、納車前に執筆していたものです。
実際の乗り心地や維持費、カスタム、トラブルなどについては納車後に改めて記事にする予定です。
理由はとても単純です。
かっこいいから。
2016年にD-TRACKER X Final Editionが発売されたとき、写真を見た瞬間に「かっこいい!ほしい!」と思いました。
Final Edition専用カラーの青い車体。
スーパーモタードらしいシャープなスタイル。
そして「これで最後」という特別感。
当時の私にとっては理想的なバイクでした。
しかし、その頃はまだ三番目の子供が生まれたばかり。
子育てには何かとお金がかかります。
250ccクラスのバイクを購入する余裕はなく、実用性と維持費を考えてスーパーカブJA10を購入しました。
欲しかったけれど買えなかった10年間
その後もD-TRACKER Xへの憧れは消えませんでした。
ですが現実はなかなか厳しいものです。
一番上の子供は専門学校へ進学。
二番目の子供は高校受験を控え、塾代も必要になりました。
バイクよりも優先すべきことがある。
そう考えながら過ごしていた頃、2023年にはクロスカブJA60を購入しました。
クロスカブは非常に良いバイクです。
燃費も良く、荷物も積めて、気軽に乗れる。
それでも心のどこかで、D-TRACKER X Final Editionへの憧れだけは残り続けていました。
購入できるタイミングがやってきた
そして状況が少しずつ変わり始めます。
一番上の子供が就職。
二番目の子供も大学へ進学しないことが決まりました。
さらに、これまで少しずつ買い足してきた工具も揃い始め、自分である程度の整備ができる環境も整ってきました。
そしてクロスカブJA60のローンも完済。
「そろそろ新しいバイクを考えてもいいかもしれない」
そう思い始めた頃でした。
走行距離244kmのFinal Editionとの出会い
いつものように中古車情報を見ていたある日。
バイク販売店紹介サイトで、ある車両を見つけました。
D-TRACKER X Final Edition。
しかも走行距離はわずか244km。
思わず二度見しました。
こんな車両がまだ残っているのか。
すぐに販売店へ電話をかけました。
対応してくださった店長さんはとても丁寧な方でした。
車両について詳しく説明してくださり、
- サイトに掲載したばかりであること
- 2オーナー車であること
- 店長さん自身が知人から直接仕入れた車両であること
- 低走行のためエンジンに異常は見られないこと
- リアキャリア取り付け時に後部カウルが割れていること
などを教えていただきました。
カウルの割れくらいなら気になりません。
それよりも実際の状態を見てみたい。
そう思いました。
家族を連れて現車確認へ
店舗は自宅から県をひとつまたいだ場所にあり、距離にして約120km。
決して近くはありません。
それでも家族に事情を説明し、
「状態が良ければその場で契約したい」
と話したところ、次の土曜日に家族全員でドライブがてら見に行くことになりました。
現車確認で分かったこと
実際に車両を見た感想は一言。
「思った以上に状態が良い」
というものでした。
店長さんの説明どおり、目立つ損傷はリアカウルのみ。
その他にも、
- バッテリーは上がっている
- チェーンは錆びており交換が必要
- フォークに傷はない
- ゴム部品に大きな劣化は見られない
- 外置き保管の影響で若干の色褪せがある
といった点を説明していただきました。
特に印象的だったのは、低走行車らしくブレーキパッドがほとんど減っておらず、タイヤの溝も十分に残っていたことです。
ただし店長さんからは、「年数が経過しているので、タイヤは1年程度を目安に交換した方が良いですね」というアドバイスもいただきました。
契約を決めた理由
納車整備についても丁寧な説明がありました。
- オイル交換
- ブレーキフルード交換
- ブレーキ点検
- バッテリー交換
- チェーン交換
- フロントフォーク点検
- ゴム部品点検
- 必要に応じた部品交換
などを実施するとのこと。
さらに驚いたのは、120km離れた自宅まで軽トラックで配送してくださるというお話でした。
車両の状態。
納車整備の内容。
そして店長さんの対応。
すべてに納得できました。
その場で契約を決めました。
そして現在は納車待ち
こうして10年近く憧れ続けたD-TRACKER X Final Editionを購入することになりました。
2016年に憧れた一台が、
10年近い時間を経て、ようやく自宅へやって来ます。
まだ納車されていません。
それでも今は、サービスマニュアルを眺めたり、工具を揃えたりしながら、その日を楽しみに待っています。
ファイナルは、まだ終わらない

