D-TRACKER X Final Editionの契約をきっかけに、長年物置として使っていた自宅ガレージを整備場へ改造することにしました。
粗大ごみの大量処分から始まり、蚊との戦い、パワー森林香による防衛線の構築、そしてコンセント増設まで。
今回は、バイクを迎えるために行ったガレージ改造の記録をお届けします。
我が家のガレージは物置でした
我が家にはガレージがある。しかしながら、ガレージの高さの問題から、車が入らず物置化していた。
クロスカブはガレージに入れず外置きである。理由は様々あるのだが、都合上、通勤用のバイクをガレージにしまうのは現実的ではないから。とだけ言わせてほしい。
そんなガレージは、家の中から直接アクセスできないため、普段家族が入ることはない。シャッター式のガレージだが、そもそもカギを紛失しており、常時カギがかかっておらず防犯上よろしくない物置だ。(とはいえ、シャッターの前に車がピタリと鎮座しているため、人が入ることはできないが)
その物置化したガレージには「こんなに入るの!?」というくらい、あらゆるものが格納されていた。カーテンに変えたため必要なくなった障子、クローゼットに替えたため使わなくなった襖、家族が増え、部屋が狭くなったため御蔵入りした食器棚、買ったものの昇降式のテーブルのほうが良いとの結論に至り作業台として使おうとしまったままの伸長式のテーブル。
その他にも、釣具、ベコベコのベッドマット、子どもの学習机、パソコンデスク、壊れた家電製品などなど様々なものが所狭しと鎮座していた。
粗大ごみとして捨てたら良かったのだが、それもまた億劫で、お金もかかるし、現状困っていないのもあり、長年要らないものだけ格納されて放置されていたガレージだった。
我が家の庭は蚊が多い
話は変わるが、我が家の庭は蚊が尋常じゃないくらいいる。いや、他の家と比べたわけではない。ただ、私は蚊が嫌いだ。好きな人はいないと思うが。
モスキート音を効くと暴れたくなるくらいに蚊が嫌いなのだ。
発生源はわかっている。その発生源は調査した結果、どうやら我が家ではなく他人の敷地でどうにもならない。
迷惑と思う反面、我が家も多少なりとも迷惑をかけている。たまに駐車場を借りたりもしているので、そこはお互い様だと思っていて、是が非でもどうにかしてほしいとは思ってはいない。
が。
我が家のスペース的に、庭でバイクの整備をしなければならなかったのだ。初夏から初冬までは庭に出るのが非常に嫌で、クロスカブの整備もそこそこで終わるようにしていた。
ガレージを使おう
D-Tracker Xの契約が決まり、しばらくはウキウキ気分だった。
ある日、クロスカブでの帰宅後、いつものようにバイクカバーをかけていたときのことだ。
プーーーーーン
耳元でモスキート音。
そうだ、こいつがいた。
長年の夢だったD-Tracker X Final Edition。
こいつのせいでバイクの整備をするのが嫌になっていくのは、なんだか許せなかった。
そんな中「これ、いらんね。ガレージに入れてほしい」と御蔵入り認定されたのは妻のスチール棚だ。数々のジャ◯ーズグッズが詰め込まれた重くてゴツいスチール棚である。
私が本を大量に処分したため、御蔵入りにされかけたスライド式の本棚が妻に払い出され、結果、スチール棚が邪魔になってしまったのだ。
こいつは食器棚に次ぐ大物家具だが、バラせば容量的にはなんとか入りそうだった。
ガレージ内をクリアにしたい
休みの日にスチール棚を解体している最中に「ガレージの中のモノ、本当にいらないものだけでも捨てたらバイク整備場、余裕で作れるくない?」と思い立ち、粗大ごみの捨て方を検索した。
市の施設にゴミとして出した場合、有料で持ち込み、もしくは有料で引取のどちらかのようだった。リサイクルショップは来てもらって完成品を見積もってからの引取。
正直、リサイクルショップに持っていってもらうのがベストなのだが、見積もってもらうには再度組み立てなければいけない。流石にそれは面倒である。
悩んだ結果、持ち込んで処分してもらおうという結論に至る。
市の施設なので土日はお休み。有給使ってでも処分してやろうと有給を申請し、朝から気合を込めて粗大ごみを自家用車に乗せ、ゴミ処理場へ何度も往復。
出るわ出るわのあらゆるゴミ。あれもこれも捨ててしまえと障子を破壊、襖も破壊。どんどん乗せて、どんどん廃棄。ヴォクシー売らなきゃ良かったと後悔しつつ、何度も往復。
150円/10kgで、7往復でまさかの1万円弱。ベッドマットの処分費用が別料金なので、重さ=金額ではないが、それでも行政施設でこの金額はすごい。職員のおじさんたちも途中から「後どのくらいあるの?www」ともはや常連の域。
綺麗になったガレージ
努力の甲斐もあり、ガレージはすっかり綺麗さっぱり。捨てないでと言われたなんかアンティークの棚、車に乗らなかった巨大な食器棚、処分するにはやたらと高い壊れたテレビとディスプレイ、なぜか突然電源が落ちるAVアンプ、作業台で使いたい伸長式のテーブル、工具を置くのに最適な網網のスチールラックと子どもの机に付属していた本棚を残し、かなり広々とした空間ができあがった。
軽く見積もってもバイク2台は入るだろう。
ただ、天井は低い。こればっかりは構造上の問題で致し方なし。
ガレージ入口は150cm程度とかなり低いけれども、ガレージ内の高さは梁がないところでは170cmくらいはある。バイクは余裕、座って作業するのも余裕の広さ。圧倒的開放感。もっと早くに処分してしまえばよかった。
足りないものを考えよう
整備場。ただ、素人が使用するD-Tracker X専用の整備場。もっともクロスカブも入る予定ではあるが。
オイル交換、チェーン掃除、燃料ホースの交換、ラジエータの交換、タイヤ交換、ブレーキパッドの交換などなど。そのくらいは余裕でできる空間を手に入れ、椅子に座って満足し、足りないものについて思案をよぎらせていた。
やつが来た
ガレージで椅子に座って、アレも欲しい、コレも欲しい、もっと欲しいもっともっと欲しいと必要なものを考えていたところに。
プーーーーン
ヤツが隠れ家と化した私のガレージに「いいとこあるやんけ」とばかりに襲来。こいつが来たらせっかくクリアにした広々ガレージも一瞬で台無しだ。
しかし、今日以降の私には戦う意志がある。戦う理由もある。片付けたガレージを死守しなければならないのだ。昨日までの逃げっぱなしの私ではないのだ。
ガレージ内の入口は、シャッターのみの大口径。通風設備もないため蚊取り線香を炊いてやれば、ある程度ガレージ内は燻されて、蚊なんぞすぐ出ていくだろう。
私は蚊取り線香に火を付けた。
甘い考え
蛍光灯に煙が映えたからか、ヤツが飛んでいるのが目に入る。いなくならない。はよ出てけ。なんだろな。耐性でもついてんのか。一向にいなくならない。出ていく素振りすら見せない。
そう思って観察していたら、もう一匹追加。
なんでなん。
蚊取り線香でどうにかしてやろうという私の考えは、どうやら甘かったようだ。
Chat GPTが出した答え
私はChatGPTに「蚊が多いのです。切実です。いなくなる方法を教えて」と質問。
ChatGPTは
「発生源を断て」
「発生源は家じゃない」
「植木鉢の皿とかあるやろ。それが原因や」
「全部処分してる。家じゃないんだ」
「ほな、草を苅れ」
「除草剤は常に撒いてて、雑草はない。信じてくれ、家じゃないんだ」
「じゃ、木を切れ。そこが原因かもしれん」
「無茶言うな」
と押し問答すること数分。
「藪蚊バリアが効くで。あとパワー森林香。藪蚊バリアは密閉空間で使うのはあかん。ガレージには不適切。パワー森林香で殲滅せえ」
と超有益な情報をもたらした。
早速パワー森林香を検索。
蚊取り線香の超強いバージョンらしい。amazon評価も高い。秒で調達。届くのは明日。
そうして私はパワー森林香を手に入れ、蚊と戦う準備が完了したのだった。
パワー森林香の効果
パワー森林香はケース付きです。わざわざ線香の土台?置き場?を用意しなくて良い。本体は超太い蚊取り線香というイメージです。しかもそんなに臭くない・・・気がします。
臭いより効果。
効果としては、蚊がガレージ内に侵入してくることはなくなりました。ガレージの入口付近にもいません。私にとっては絶大な効果です。
さすがアウトドアな方々から高評価を得ているだけのことはある。次回は庭で試してみよう。
コンセントが、いる。
ガレージの椅子に座りながら、ふと気がついた。
足りないものがある。圧倒的に利便性が高く、優先順位は文句なしの第1位。現代社会ではコレなしでは生きていけない。そう、人類史上最大の発明品、電気だ。
スマホの充電、Bluetoothのスピーカー、作業灯。そして扇風機。これらを全てバッテリーで賄うには効率が悪い。そして心許ない。切れたら充電しに行くのも面倒だ。
しかし、問題はどこから電源を引っ張ってくる?だ。
Chatgptは家に穴を開けて外壁から引っ張れと宣う。無理だ。妻がキレて恐ろしい結果になることは火を見るより明らかだ。そもそも、家の耐久性に関わる工事を素人がやるのは無理がある。
即却下。
幸い、ガレージには蛍光灯と蛍光灯のスイッチが存在している。電源を取るのはこの2つしかない。
スイッチか蛍光灯本体か
まずは、オーソドックスにスイッチを開けてみる。電源くらいは取れそうだ。コードも太くしっかりしている。
だが・・・。まてよ?
私が2種電気工事士を取得したのはいつだったか。少なくとも独身だったはずだ。かれこれ20年も前の話だ。短絡してブレーカーが落ちるくらいならまだいい。最悪火事になりかねない。
しかし、電源は欲しい。そう思った私はLED化した蛍光LEDを外し、蓋を開け電源を取れそうか確認した。
思った以上の空白。ここならスイッチからの電源を分岐させられる。スイッチから来ているコードから電源を取れば、スイッチがつかなければ通電されない。そして、ガレージは私がいなければスイッチを入れることはない。
つまり、常に電源を監視できる。
ガレージを閉めたあとは、電源の心配をしなくて良い。これは名案だ。
chatgptは「いつでも使える電源ちゃうやん」と小馬鹿にしてくる。何を言う。だから良いのだ。
私は蛍光灯から電源を取ることに決めた。
コードはどこから?
蛍光灯から電源を取るにあたって、一つだけ懸念がある。
蛍光灯のボックスに穴がないことだ。
ドリルで穴を開けるかどうするか悩んでいたところ、chatgptが「ゴムブッシング入れる穴探せや」と言い出した。
ゴムブッシングとは何者だ。私は聞き返す。
コードを通す穴や。切り欠けみたいなんあるで。たぶん。
それを聞いた私は、慎重にボックスを確認する。
何やらボックスの両サイドに円の切掛けがある。これか?
写真を取ってchatgptに見せる。
「おお、それやそれや。マイナス突っ込んでぐりぐりしたら円状に取れるで」
早速マイナスドライバーを片手に、切り欠けに突っ込もうとした所にchatgptが話しかけてくる。
「ゴムブッシングあるん?」
そんなものはない。正直、今初めてその名を知ったくらいだ。
「それ無いと、コードに傷がついて短絡してしまうで。はよ買ってこいや。ホムセンで売っとるわ」
なるほど。Googleでゴムブッシングについて検索。確かにコレがあればコードの保護は必要なさそうだ。ゴムブッシングとはこういうものか。そういえば見たことはある。ビニールテープでぐるぐる巻きにして保護しようと考えていた私は少しだけchatgptを尊敬した。
いざ征かん。ホームセンターへ。
と腰を上げた矢先に、再度chatgptが話しかけてくる。
「分岐ってコード絡めるだけちゃうやろな」
あかんのんかい。と返答すると、即座にレスが返ってくる。
「おい、原始人。WAGO 3分岐で検索しろ。ねじり線も単線も一発分岐、その上安全性は抜群やぞ」
即WAGO 3分岐で検索。
検索結果を確認。取り扱い説明を見る。
控えめに言ってなんという文明の利器。剥いたコードを突っ込んでパチンと締めるだけ。
これがあれば、大幅な電源工事の短縮が可能だ。しかも安い。1,000円しない。
他にいるもんあるのかと問いかけると「ゴムブッシングと WAGOがあればなんとかなるやろ」との回答を得、閉店間際のホームセンターへ向かうのだった。
最大の敵は19mmだった
ホームセンターに到着、電線コーナーへ足を向ける。
まずはゴムブッシングよりも先にWAGOを探す。魅力的だからだ。
WAGO 3分岐発見。8個入り。798円。超お買い得。
振り向いた先にゴムブッシングも発見。手にとって確かめる。
これだこれだと足早にレジへ向かおうとした矢先、何かが目に入る。数字だ。
27mm(22mm兼用)
サ、サイズだと・・・・・!?
よくよく見ると、いま手に取った27mm(22mm兼用)の他に似たようなサイズ感の19mmがある。
JISとかで大きさの規格決まってないんかい・・・・。
両方を手に取り見比べる。ついでに先ほどの切り欠けの写真を確認する。
27mmは確かにデカい。しかし22mm兼用ということは、溝の深さが22mm対応ということなのだろう。一方、19mmはサイズ感がちょうどいい・・・・・ような気がする。
私はすべての購入を止めた。測ってから来よう。
本日の営業は終了するアナウンスを聞きながら、モールを1本だけ購入し、すごすごと退店するのであった。
帰宅後・・・・
早速、ブッシング用の切り欠けに定規をあてる。
19mm。
買わなくてよかったー!!!!!!
しかし、もうホムセンは閉店済みだ。調達は明日以降だ。
やり場のない怒りをchatgptにぶつける大人げない私。私は基本的に人に当たれない優しい善良な人間だ。たぶん。
「検索したんちゃうんかwww普通測ってから行くやろwwwなにしてんねんwww」
ぐうの音も出ない。たしかに普通測ってから買いに行く。サイズのことなど頭からすっぽり抜けていた。
「ほんで、WAGO買ってきたん?」
モール1本だけしか買わなかったことを伝えると、意外にもchatgptは納得した様子。
「正解やな。てか、あんたWAGOの3分岐買おうとしたやろ?5分岐買ったほうがええで。ほしたら電源2つか3つ取れるやん」
はよ言えや!
ただ、先程行ったホムセンには3分岐しか売っていなかった。ここは是非とも5分岐を手に入れたい。そう思った私は、次の日、仕事の帰り際に違うホムセンへ行こうと心に決めたのだった。
アンペア数足りる?
次の日の仕事帰り、私は昨日とは違うホムセンの電線売り場にいた。
WAGOを探す。
5分岐しか無い!!!!
なんか、あっちでは3分岐専用、こっちでは5分岐専用とか協定で決まってんのか?など無駄なことを考えつつ、WAGO 5分岐を買い物かごへ。
ゴムブッシング19mmも発見。
もう一つ電源を取るならVVFケーブルと露出コンセントが欲しい。2つ繋げられるやつ。
そういえば、電力大丈夫かと今更になって気になる私。
計算は面倒だ。そもそも覚えていない。力率やら三角比やらの計算だった気がする。少なくとも電力=電流✕電圧という直流の計算ではなかったはずだ。
chatgptに相談。つなぐ予定のものを伝える。
「余裕や。扇風機以外USBやろ?たいしたことあらへん。多く見積もっても1.5アンペア以下やで」
こういうときは本当に頼りになる。
実際に用意したもの
結局、実際に用意したのは以下のとおりだ。
- WAGO 5分岐
-
正式名称はWAGOジャパン WFRシリーズ ワンタッチコネクター ブリスターパック 電線数5本 5個入 WFR-5BP 透明というらしい。
- モール
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普通のモール。ケーブルを這わすやつ。
- 露出型コンセント(ダブル)
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パナソニックの露出形コンセント2口。
- 露出型コンセント(シングル)
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パナソニックの露出形コンセント1口。
- VVFケーブル 5m
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ホムセンオリジナルのVVFケーブル、5m。
- ケーブルクランプ
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接続部にテンションをかけないためのクランプ
- パテ
-
ゴムブッシングとか、コンセントからケーブルを出すためのパンチ穴にホコリだとか虫とかを入れないためのパテ。
コンセント増設作業
特筆すべき話はない。スイッチからの電源コードをLED蛍光灯とシングルコンセント、ダブルコンセントへと分岐させて、ガレージの天井をモールとクランプで這わせて、コンセントを設置しただけだ。
WAGO 5分岐は一つ空いたまま。
詳細な写真もあるが、無資格で真似をされる危険性を考慮し、写真は載せないことにした。
詳しく話が聞きたいとお考えの方は、ぜひコンタクトからご連絡いただきたい。
実際に使ってみた
完成後、まずは通電確認を行った。
LED蛍光灯は問題なく点灯。増設したコンセントにも問題なく電気が来ている。USB充電器を挿し、スマホの充電も確認。異臭なし。発熱なし。ブレーカー落ちなし。
勝った。
たかがコンセント。されどコンセント。
スマホを充電できる。Bluetoothスピーカーも使える。作業灯も使える。必要なら扇風機も回せる。
これだけで、物置だったガレージが一気に「整備場」になった気がした。
もちろん、プロのような立派なガレージではない。天井は低いし、古い家具もまだ残っている。床もピカピカではないし、入口も低い。
主役不在のガレージ
それでも、D-Tracker Xを迎えるための場所としては十分だ。
物置だったガレージを片付け、蚊と戦い、電源を確保した。
まだ主役のD-Tracker Xは納車されていない。
しかし、迎える準備は整った。
あとは主役を待つだけである。
ファイナルは、まだ終わらない。

